【収納の相談】使うモノ、捨てるモノを分けるコツ





イエルワのプロアドバイザー、ワンポイントアドバイス!



本日は整理収納アドバイザーの友紀子さんに、
「キッチンの収納」の相談をしました。










片付けが苦手な人は、使っていないものがいっぱい


〈アドバイザー〉 私たち整理収納アドバイザーは、ものを4つの領域に分けて考えます。

①よく使っている、気に入っているもの

②今は使っていないけれど「クリスマスに使う」など、使うときが分かっていて使いたいもの。

③あるはずだけれどどこにあるか分からないもの、扱いに困るもの、存在を忘れているもの

④壊れている、使えない、使う予定が全くないもの


片付けが苦手な方はお家や収納の中に③や④の割合が多い傾向にあります。

「使うかもしれない」、「使ってないけどどうしよう…」という気持ちのまま、家の中になんとか押し込んでいる感じなんですね。そうすると、よく使っているもの、使いたいものが取り出しにくくなったり、出しっぱなしにしてごちゃごちゃしたりしてしまいます。

それを変えるには、③と④の分量を減らすことがとても重要です。①と②が気持ち良く納められてウキウキするし、使いやすいな~と思ってもらえると思います。


〈相談者〉 「壊れてるけどもったいないな」とか、「子どもが小さい頃使ってたな」等、感情を切り離せなくてものをとっておいてしまいますが、「自分がウキウキするキッチンはどんな感じ?」と考えるとそこに縛られない方が自分も気持ち良くなれますね。



〈アドバイザー〉 そうですね。ただ、私は感情も大事にした方が良いと思うんですよね。自分は要らなくても家族は要ると言う場合もあります。私は整理収納アドバイザーになったときに実家の片付けをしようと思ったのですが、父親に「おまえはすぐ、使ってないから捨てた方が良いと言う。人でなしだ。」と言われてしまいました。



いるかいらなか?感情で決めてみる


私は判断基準として「使っている or 使っていない」の他に、

①気に入っている・ないと困る

② 気に入っていない・なくても困らない

③なくなってから買いに行けば間に合う

感情や緊急性という面から判断し、この中のどれに当てはまるかで考えてもらうと収納しやすいと思います。子どもが小さい頃の思い出のものも、大きくなってくると、「さすがにもういいか」という気持ちになってくると思うんです。時間が経つと気持ちも変わってくるので、無理に捨てることはないです。ただ、使っていないし気に入ってもいないものがあるのなら、まずはそこを減らすよう意識していきましょう。

ものを捨てられない方は、捨てるかどうか決められなくてとりあえずとっておいてしまうのですが、この考え方を提示すれば、自分の基準で決めることができますよね。誰かに言われるのではなく自分で決められるようになるので、「なんでこれとってあるんだろう?」というものがなくなって、気持ち良い場所になっていくと思います。

使っているけれど気に入っていないものについては、ウキウキしたいのであれば、気に入る物に買い換えるのも気持ちの面ではとても大事だと思います。女性は家で過ごす時間も長いので、気に入らない物に囲まれて家事をしても嫌な気持ちになってしまいます。


〈相談者〉 面白いですね。そう考えると、後回しにせず行動に移せる気がしてきました。自分を大事にしたいのだったらお気に入りを探しに行こう、と思いました。


〈アドバイザー〉 そうですね。もし探すのが苦手なら得意な人にお願いしてもいいですしね。私もおしゃれなものを探すのは苦手なので、インテリアコーディネーターの方にアドバイスをもらったりしています。


〈相談者〉 人に頼るというのも一つの方法なんですね。


〈アドバイザー〉 苦手なことを自分で一から勉強するかというと、しないですよね。時間も限られている中で、他にやりたいこともありますし。そういう部分は自分よりもっと良い提案をくれる人を頼る、というのが良いと思います。美容師さんに髪を切ってもらうのと一緒ですよね。


-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+


以上です!



ただ要らないものを片付けるだけでなく、思い出にとっておきたい気持ちなども尊重されていて、
友紀子のアドバイスは、安心感かつ現実味がありますね!



片付けは、自分の理想の生活に近づける手段なんだなと改めて感じました。
普段からそのことを意識して、物を選んだり片付けたりしたいです。




アドバイザーの、ワンポイントアドバイス!
こんな形で、掲載していきますウシシ